めざせ、マイホームへの道

第ニ章・不動産やさんヨロシクお願いしまつ(2006/9/18)



一章の経緯で家を買う覚悟ができた我々アニメ業界人夫婦。無知な我々はまだ夢で一杯状態。
しかし、人生はそんなに甘くはないのでつね(´Д⊂)





●とりあえずは不動産やへ

家を買うに際しての知識などまったくありませんので、ここはプロの手に委ねるのが得策だろうと、地元近く(この時は借家に住んでましたので その近辺)の不動産やをあたります。目標が定まっていればその地元の不動産やが一番いいのだと思いますが、この時点ではまだ的が絞り切れて いないので、ひとまず通うのにしんどくないところから攻めます。不動産やは同時に4軒に相談しました。不動産やの善し悪しもわからないから です。実際、そのうちの2軒は対応に不信感がわき、途中でお断りすることにしました。その理由は

1)やたらと勧める

確かに家も欲しいですが、それを購入することによって自分達のその後の生活が立ち行かなくなるのは困り物です。一応自分達の身の丈は知っている つもりでしたし、この先安定が保証されていないことも自覚しています。なので、ローンがどれだけ我々の生活を圧迫するのか、その情報は極力欲しかったし、 自分なりにも調べていました。
しかしながら、私達が調べて明らかに手が出ないはずの物件をぐいぐい勧めてくる業者がいました。わかりやすく説明すると、私達が想定する予算より 7〜800万も高い物件です。
確かに現状の二人の収入を合算すれば可能な数字かもしれません。でも私はこの年所属の会社を退社し、フリーとなってしまった ので、信用的には0の状態です。
「これはきついのでは・・・?」と一応訊ねてはみたものの、帰ってくる返事は「このくらいの物件しか今はないんですよ」 という返答。しかも、「今契約しないともう間に合いませんよ」とすぐにでも契約を交わさせようという勢いです。
『これは何かおかしいのでは?』とさすがに 不安になってその業者さんには率直に『申し訳ありませんが、お宅様は信用できません』とお断りさせて頂きました。
その後、その上司と思しき人から謝罪の 電話が何度かありましたが、こちらにお願いすることはありませんでした。
後でこの業者がいかにいい加減であったか思い知る出来事があるのですが、その出来事は私にとって日本という国の国民性とか、制度とか法律とか・・・いろんなことに 怒りを持たせる結果になるので、決していい出来事ではなかったことだけここで予告しておきます。

2)あまりにも条件の悪い物件の情報しか持っていない

複数の不動産やさんに同時にお世話になっているので、不動産やさんによって持ってる情報の量、質がそれぞれ違うことが見えてきました。それはやはりその 業者の信用度に比例していると思われます。売り手側が『この不動産やになら任せてもいい』と判断して物件情報を提示するわけですから当然ですよね。
ここで 余談ですが てっとり早く業者の実績を判断したい方に一つ方法を。
店鋪に出向き宅地建物取り引き業者証書を見て、その番号の数の大きい人程キャリアが長く経験値が高いと言えると思います。
でも人柄に関してはキャリアだけでは測れませんので、これはあくまでも参考というか判断の材料の一つにしかすぎません。後は話してみて自分で判断するしか ないですよね。お医者さんとかと一緒だと思います。
それはさておきあまりにも悪い条件というのが『変型部屋』『線路脇』『現状渡し』などです。
『変型部屋』は、間取りとしては4DKと言えるのかもしれませんが、そのうちの2部屋が5角形や台形だったり、異常に天井が低かったり・・・つまり部屋として利用できないものを 部屋と称して売っているものです。
『線路脇』はまじで線路脇。2階の窓から高架上の線路が見えます。電車の中の人と思いっきり目が合う距離です。飛び石も怖いです。ホントありえませんでした。
『現状渡し』はもうなんというか、築40年くらいの中古物件なのですが、外壁からもう明らかに手を加えなくてはならない状況(トタンがめくれて錆びている状態)・・・要するに すべてぶっ壊して新たに建て直すくらいの覚悟が必要。なのにも関わらず価格は4000万近かったので苦笑。
という感じの物を立続けに見せられて、ちょっとこちらにも御勘弁願いました。
結果としては某大手不動産販売業者と、当時の仕事場近くの個人経営の不動産やさん二軒に絞り込み、物件探しを継続して頂きました。

●物件探しって結構難しい

物件を探してもらうようになると、当然毎週のように電話やファックスで連絡がきます。両方の不動産やから連絡がきて、休みが丸一日つぶれることもよくありました。
この当時、(今もですが)休みは日曜のみ、その殆どが物件確認に費やされていました。つい最近やっていたマンション探しの時もそうですが、やはり『4ヶ月』が限界 でしょうか・・・体力的にも、精神的にも。
その間、いくつかの『おしい』物件がありましたのでひとつ紹介しましょう。

◇お庭がきれいね〜〜〜隣のうちのだけど。

この物件、閑静な住宅街の中にあり、リビングは13畳とゆったりとしていて、まずまずな感じ。日当たりもよく、不動産やも「きれいで広いお庭が見えるんですよ・・・お隣の」 と苦笑い。そうお隣の庭です。
この物件、結構建蔽率ギリギリに建っているから部屋自体はそこそこ広いですが、お隣との距離は大分近い。これはこれで気まずいだろう!
あと二階に6・6・8と広めの3部屋が作ってあったのですが、無理に部屋を広げたせいか、どうにも動線がおかしい。ドア同士がぶつかるのです。引き戸にすればいいのでしょうが、 どうやら収納の都合で引き戸に出来ない模様。
後最大の難点が・・・ユニットバス。自宅のフロがユニットはきついでしょう。
まだ建築途中だったので「フロの変更できませんか?」と確認したところムリでした。不動産やさんも 一生懸命かけあってくれたのですけど・・・。

と、こんな物件を交えつつ、なかなか条件に合う物件にたどり着けません。
最初仕事場までの電車乗車時間を『15分』に絞っていた我々ですが、あまりにも物件が出てこず、(出てきても予算と見合わず・・・これはもう自分の不徳のいたすところ というか、図々しいんだよなそもそもが)・・・不動産やさんの方から「もう少し範囲を広げさせては頂けないでしょうか?」という打診があったのです。
見つからない物はしょうがないと、我々も承諾しました。

●突然の出会い

条件を変えたら突然いい物件が舞い込んできました。JRの駅から徒歩8分、閑静な住宅地、間取りはちょっと狭いけど3LDK、中古だけど築1年です!
「今日でたばかりなので、まだ物件としては登録していないんですよ。なので、御覧になるのはお宅が初めてです」と言われわくわくと見に行きました。
さすがに築1年だけあってきれいです。畳もまだ青いです。しかもいい感じに木材の匂いが消えています。と、いいますのも私喘息持ちなもので、新築の塗装や材木の臭いが 物凄く苦手だったりします。だから新築買うなら1年くらいは発作我慢だなぁ〜と思っていました。しかしこの物件はもう匂いがこなされています。なんて幸せなんでしょう。 しかも新築同然です。
売り主さんも御夫婦で迎えてくださいましたが、とても親切な方々です。年齢は私たちとそう違わないでしょう。
でも、築浅のこの物件を売りにだそうとしているのはなんでかなぁと疑問に思ったので聞いてみると、近所の・・・市で管理していた土地が競売にかかって、それに応募したら見事当選したとのこと。
今の家より一部屋分は大きく作れる広さだそう。お子さんも2人いて、確かに現状では手狭かも。
その土地というのも歩いて2分くらいのところなので、この家を買うことができたら、はれて御近所さんになるわけです。
この家に関しては設計にも関与していらっしゃったので、階段部分の窓のこだわりとか、熱心に説明して下さいました。お子さんが、当時私が監督していた番組を毎日見ている そうで、交渉とは関係なくそちらの方もいろいろ質問されましたが・・・。
物件は二人とも顔が紅潮する程気に入っていましたが、この時は即決できませんでした。午後にも別の不動産やの物件を見る約束になっていたからです。
ひとまず「考えます」と言ってその場を離れ、別の物件を見に行きましたが、先ほどのような感動はありません。
夫と二人吉祥寺の街をぶらつきながら、さっきの物件のことばかり考えます。どちらからともなく「さっきのよかったよね」という話になって・・・そうしているうちにどんどん 不安になってきて町中で不動産やに電話してしまいました。「あの物件買わせて下さい」と。
『まだ出たばっかりなので、売り手さんも値下げ交渉には応じてくれないと思います』と釘を刺されましたが、それでも構わない勢いでした。
でも結果として300万くらい値下げして頂いて、本当に売り主さんにはお世話になりました。
一応ここで書き添えておきますが、家、マンションを買う時に値下げ交渉するのは結構常識みたいなところがあるので、恥ずかしがらずに交渉した方が得ですよ。
とくに売り主さんが次に住む物件を売り物件の支払金で精算するつもりである場合、多少の金額を引いてもすぐに売りたいものなので、大抵交渉に応じてくれます。
きちんとした不動産やさんならこちらが頼まなくても交渉してくれますが、それを言い出さない不動産やさんの場合は突っ込んでみて損はないと思います。
100万でも安い方がいいですからね。



さぁ、いよいよ契約です・・・とその前に肝心なことが残っております。審査。ローンを組むための銀行の審査です。マイホーム購入への道のもっとも険しいポイントです!
続きは第3章にて。


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